先生のこと

バイト先に先生が来た。最初じっと私の顔を見るヤバい客が来たと思って身構えていたら、先生だった。私服なんて全然見たことがないし、髪型変わってたし、分からんわ! と思いつつ、「覚えてないん」の声は昔の先生そのままだったので、私は一瞬で田舎の高校…

上司の話

閉店時刻が迫った店の事務所で、わたしはFAXを送りまくっていた。いろんなジャンルのたくさんのFAXはひとつひとつが注文書。今度新聞広告が打たれる本、TVで紹介された本、いろんな本の注文書に番線印をばむばむと押して送っていく。発注数は上司が決める。…

北大路

北大路に行った。少し前に寝ぼけて置いてけぼりにしてしまっていた傘が、北大路の落し物センターに行きついていたのだ。北大路という街は、バスの行き先としては聞いたことがあったけれど行ったことのない街だった。ビブレがある。バイト先の支店がある。バ…